2009年7月4日土曜日

双子の魂百まで

それはちょっと変な双子の物語。


19XX年、この世に生を受け、リサコ、ミユコと名づけられる。この頃ミユコさんは階段から落ちて頭を打ち、幸運にも一命は取り留めたがそれ以来描く絵が異常になる。


親はビシバシッというほどではないが教育に関心があった。3歳からの早期教育。まずやらせてみて、続けられそうなら続けるというスタイルで。


家に来た誰かに挨拶。この頃から利発なリサコさんと、この頃は人見知りだったミユコさん。


ミユコさんは相変わらず金曜ロードショーなんかで見たロッキーを壁に描く。リサコさんもそれにインスパイヤされたのかは定かではないが壁に変な図を描くようになってしまった。点(黒)とそれを結んだ線分(赤)とその垂直二等分線(青)で構成される、そんな図。パパとママの絵でも描いているのがお似合いの年齢というのに、頭がおかしくなってしまったんだろうか。パパとママの愛情が以下略。


クリスマスか誕生日のプレゼントにゲルニカを与え、それを子供部屋に飾る。子が子なら親も親。そんな家庭。ミユコさんよく寝る子。朝目が覚めてからゲルニカを見るまでの所要時間の短さは日本でも10本の指に入るかもしれない女。


一緒に歌うビートルズ。この頃からリサコさんの視力が低下する。本の読みすぎ。


やりたいことをやってのびのび育つ。でもあんまり女の子らしくない。


酩酊タイムトラベラーを黒板の中に閉じ込めた中学時代。


隣同士の姉妹校に通う姉妹。進学校と芸術系の高校。制服が京阪電車カラー。


晴れて大学生になる。


予備校のバイトとか、バンド活動で三味線弾いてみるとか。


思いっきり遊ぶ。メガネを取ってオシャレをして街に出よう!


遊んだ後は学生の本分に立ち戻り、ミルクと混ぜるだけでバストのサイズを変えられるという妖しいお薬を作ってみたりするリサコさん。ミユコさんは相変わらず心が自由。


予備校の授業はライブだし、ライブペインティングもやるし、生きることそのものがライブなんだ。life is live.


他に学生時代の醍醐味といえば研究とか恋愛とか。


デジタルの世界で生きるリサコさんとアナログの世界で生きるミユコさん。


社会人的ライフスタイル。生き馬の目を抜くビジネス界や欲にまみれた大人の世界では、自分を強く持たなければ濁流に流されてしまう。


結婚間近。そういうお年頃。ミスチルが心にしみる年頃。


このあたりでねとらじを始めてみる。IT系ブログを書くリサコさんがその延長でIT関連の最新情報と時事問題についての考察、生活の知恵、雑学(・∀・)マメチシキその他もろもろをミユコさんの即興生演奏付きでお送りする2時間。毎週土曜の22時とか。


歩む道は違ってもたまにアフター5に飲みに行くぐらい仲はいい。というか道が違うのは生まれたときからずっとだ。三つ子の魂百まで。


ママもやってますよ。

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